INTERPRETATION

第32回 「急激に広まる」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

viral 急激に広まる

The video clip exploded across the Internet.

It is now officially the most viral video ever.

そのビデオクリップはインターネット上で爆発的にヒットしました。今や公式的に史上最も急速に広まったビデオと言えます。

 viralはもともと「ウィルス性の」という意味で、ここ数年よく使われるようになっています。ニュアンスとしては「ウィルスのように急激に蔓延する」というもので、それが転じて「急激に広まる」となるのです。たとえばYou Tubeなどで話題になり、世界中で人々が注目する、そんな状況を指しています。

 この文章の元となったのは、ウガンダの反武装勢力の指導者Joseph Konyに関する映像です。You TubeではKony 2012というタイトルが付けられており、まるで選挙運動のような題名です。しかしあえてこのような名称をつけることにより、ウガンダにおける児童兵や虐待問題を取り上げているのです。CNNでも連日このニュースに注目しています。

 世界では大災害や紛争だけでなく、女性や子供など、弱い立場の人々が苦しい状況に置かれています。たまたま日本に生まれた私たちもそうした世界に目を向け、心を寄せることが必要だと私は考えています。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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