INTERPRETATION

第72回 「とんでもない時刻」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

unearthly とんでもない時刻

Why are you up at such an unearthly hour? It’s still 4 o’clock in the morning!

一体どうしてこんなとんでもない時刻に起きたのですか?まだ朝の4時ですよ!

 unearthlyは「この世のものとは思われない、超自然的な、恐ろしい」という意味が辞書の最初の定義として出てきます。一方、略式表現としてよく使われるのが今回ご紹介する「とんでもない時刻」という意味です。

 earthly自体は「この世の」ということで、たとえばearthly joys(この世の喜び)、earthly life(地球上の生命)といった用法があります。それに否定形のunという接頭辞が付いて、unearthlyとなりました。

 ところでearthは「地球」のことですが、「他の天体と対比しての地球」というニュアンスを持ちます。一方、globeは「球体としての地球」、worldは「地理的にとらえた地球」という意味合いが含まれています。一言で「地球」といっても、こうして使い分けられているのです。学習者向け英和辞典、たとえば大修館書店の「ジーニアス英和辞典」などにはこうした微妙な違いも説明されています。ぜひ辞書で確認してみて下さいね。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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