INTERPRETATION

第108回「印象」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

takeaway 印象

After listening to the speech, what is your takeaway?

スピーチを聞いてみて、印象はいかがですか?

 今回ご紹介するのはtakeawayという単語です。単体で聞くと、一瞬「食べ物の持ち帰り」という意味が浮かびます。アメリカ英語ではtakeout、イギリス英語はtakeawayと言います。一方、上記の例文では「印象」という意味になります。

 私が愛用しているのは大修館書店「ジーニアス英和辞典第5版」(紙版)です。そちらでtakeawayを引くとtakeoutを参照するようにとあります。そこでtakeoutに目をやると、文字通り「持ち帰り」の意味のみがつづられています。しかし、さらに手間をかけてインターネットの英英辞典を調べてみると”conclusions, impressions, or action points resulting from a meeting, discussion, roundtable, or the like”とあります。つまり、話し合いなどの末に抱く「印象」という意味であることが分かります。

 ところでインターネット上にはたくさんの辞書があります。利用者が意味を投稿する、いわばWikipedia辞書版ともいえるアルクの「英辞郎」は多くの学習者にとっておなじみでしょう。一方、英英辞典ではOxfordやCambridge、Merriam-Websterなどの老舗辞書会社も無料で辞書を公開しています。世界では英米のみならず、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど英語が普及している国がたくさんあります。そうした国々の英英辞典を見てみるのも楽しいものです。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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