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放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現

第172回 「~づくめの、過度の~」

a plethora of ... ~づくめの、過度の~

My junior high school had a plethora of school rules.

(私の中学校は校則づくめでした。)

plethoraは医学用語で、「多血症、赤血球過多症」のことです。ギリシャ語が語源であり、plethoraは「満ちていること」という意味です。16世紀半ばに生まれた単語です。そこから転じてa plethora of ... は「~づくめの、過度の~」という意味で使われるようになりました。たとえば「過度の制限」はa plethora of restrictions、「過剰なサービス」はa plethora of servicesと言います。

ところでplethoraのthはいわゆるth発音ですが、asthma(喘息)のthはzの発音です。他にも「発音しないth」にはdiscothequeやposthumous(死後の)があります。もっともposthumousはpostとhumusというラテン語が組み合わさった単語です。一方、clothesの発音記号を辞書で見ると、thではなくzの発音記号が出ています。

考えてみればテムズ川のThamesや人名のThomasもthを使っていますが、そう発音しませんよね。発音の世界の奥深さを改めて感じています。


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プロフィール

柴原早苗

柴原 早苗さん
放送通訳者、獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 アルク「English Journal」でBBC Newsを監修した後、現在はNHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当中。 現在は通訳学校でも後進の指導にあたる。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)。「放送通訳者・柴原早苗のブログ」を更新中。