INTERPRETATION

第198回 「見かけを良くする」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

sugarcoat (見かけを良くする)

Rather than sugarcoating the facts, she opted to tell the truth. (事実の見かけを良くするよりも、彼女は真実を語ることを選びました。

****************************************************

sugarcoatの本来の意味は「食べ物や薬などを糖衣状にする」です。薬の表面は飲みやすいようにツルッとしていますよね。あれが「糖衣」です。sugarcoatには他にも「見かけを良くする、うわべを飾って隠す」という意味があります。ちなみに私の電子辞書の例文機能でsugarcoatを入れたところ、特に英英辞典で沢山紹介されていました。

ところでsugarの原義は「砂粒」です。数え方はa lump of sugar (角砂糖1個)、a spoonful of sugar (スプーン1杯の砂糖)です。また、sugar自体には名詞の「砂糖」の他に動詞として「言葉などを和らげる」という意味もあります。

イギリスには「シュガーアート」というケーキのデコレーション技術があります。砂糖を粘土状にしてケーキを飾るのです。結婚式やお祝いのケーキでおなじみですが、その歴史は古く、19世紀のビクトリア女王時代からあるそうです。sugar artの他に、sugar decoration、sugar sculptureとも呼ばれており、ネットで画像検索をすると色々と出てきます。まさに芸術品です!

Written by

記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

END