INTERPRETATION

第18回 「手が届かない」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

be out of one’s league 手が届かない

Private school tuition was out of my league and I don’t receive any help from my parents at all.

私立大学の授業料は手が届かなかったんです。それに両親から支援も一切受けていませんから。

 2011年8月3日のCBSイブニングニュースでは、カリフォルニアの州立大学が資金難に直面しているという話題を放送しました。その中で出てきたのが上記発言です。これを述べたのは州立大学に通う男子大学生で、「私立大学は高すぎるので州立に入学した」という主旨で発言しています。

 be out of one’s leagueは文字通り訳せば「自分のリーグ外の」となります。これが転じて「手が届かない」「能力の及ばない」という意味になっています。なお、この表現は「高嶺の花」という語義もあり、”She is out of my league.”(彼女は高嶺の花だ)といった形でも使われます。ちなみに「高嶺の花」は「高い山に生えている花」、つまり、ただ見ているだけで手に取れない状況から「手に入らない」という意味になりました。

 一方、be in a league by oneselfは「右に出る者がいない」という意味です。As an engineer, he is in a league by himself.は「技術者としては彼は無二の人材だ」となります。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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