INTERPRETATION

第45回 「1対1の対決」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

mano a mano 1対1の対決

The two lawyers had a mano a mano confrontation in the courtroom.

二人の弁護士は、法廷で1対1の対決をしました。

mano a manoは元々スペイン語から来た表現で「1対1の対決」という意味です。mano-a-manoと間にハイフンを入れることも可能です。

スペインといえば闘牛が有名ですが、この表現も闘牛の場面から来ています。二人の闘牛士が交互に2、3頭の牛に挑む状況を表しているのです。manoはスペイン語でhand(手)のことですが、英語でmanoは「上臼」(手回しのひきうすの上に重ねて回す方の石のこと)を指します。manusというのはラテン語で「手」のことですので、英語のmanual(マニュアル)もmanuscript(手書き)も同じ語源から来ているのがわかります。

「1対1の」はone-on-oneやone-to-oneとも言います。なお、日本語では指導の場面で「マンツーマン指導」「マンツーマン・トレーニング」と言いますが、英語ではpersonal trainingの方が一般的に使われます。

Written by

記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

END