INTERPRETATION

第45回 「1対1の対決」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

mano a mano 1対1の対決

The two lawyers had a mano a mano confrontation in the courtroom.

二人の弁護士は、法廷で1対1の対決をしました。

mano a manoは元々スペイン語から来た表現で「1対1の対決」という意味です。mano-a-manoと間にハイフンを入れることも可能です。

スペインといえば闘牛が有名ですが、この表現も闘牛の場面から来ています。二人の闘牛士が交互に2、3頭の牛に挑む状況を表しているのです。manoはスペイン語でhand(手)のことですが、英語でmanoは「上臼」(手回しのひきうすの上に重ねて回す方の石のこと)を指します。manusというのはラテン語で「手」のことですので、英語のmanual(マニュアル)もmanuscript(手書き)も同じ語源から来ているのがわかります。

「1対1の」はone-on-oneやone-to-oneとも言います。なお、日本語では指導の場面で「マンツーマン指導」「マンツーマン・トレーニング」と言いますが、英語ではpersonal trainingの方が一般的に使われます。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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