INTERPRETATION

第40回 The best January mood boosters

グリーン裕美

国際舞台で役立つ知識・表現を学ぼう!

皆様、新年明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくりお過ごしになったでしょうか? イギリスではクリスマス(12月25日)は家族と過ごしますが、大晦日(New Year’s Eve)はそれぞれがお出かけし、元旦は二日酔いで寝込むというのがよくあるパターンです(苦笑)。残念ながら私は風邪で大晦日のパーティを断念したので二日酔いにはならず静かに過ごしました。

そして新年ですが、気持ちも新たにやる気満々で新年の抱負を立て、目標に向けて着々と実行中…だといいのですが、もしかすると意外に気が滅入っているという人もいるかもしれません。欧州では冬が長くてつらいせいもあり、1月には鬱になる人がとても多いです。

1月は「divorce(離婚)」についてネット検索する人の数が急増し、第1月曜(今年は1月6日)はDivorce Day(離婚の日)ともいわれています(参照記事)。離婚訴訟について弁護士への問い合わせが一番多い日だそうです。また第3月曜(今年は1月20日)はBlue Monday、つまり1年でもっとも気が滅入る日(the most depressing day of the year)と呼ばれます(参照記事)。理由は暗くて寒い日が続き、クリスマスの出費で借金がかさみ、体重は増え、既に新年の抱負は破られて、やる気を失ってしまうことが多いからだそうです。

そんな状態からは一刻も早く抜け出したいですね! では、どうしたらいいのでしょう?

The Sunday Telegraph誌のThe best January mood boostersという記事から、やる気のスイッチを入れる方法を紹介します。

● Book your summer holiday(夏休みの旅行の計画を立てる/予約する)
コンサートや旅行などの「イベント」を楽しみにするとモノを購入するよりも幸福感が増すそうです。実際イギリスでは1月に夏のホリデーの予約をする人がとても多いです。

● Mind your magnesium(マグネシウムの摂取量を増やす)
マグネシウムの摂取は冷え性対策にもなるし、ストレスの緩和や憂うつな気分の改善にも役立つそうです。マグネシウムを多く含む食品は、ほうれん草(spinach)ブロッコリー(broccoli) などの緑色野菜、サーモン(salmon)・サバ(mackerel)などの魚介類(seafood)、アーモンドやカシューナッツ、パンプキンシードなどの種実類(nuts and seeds)など。(注:magnesiumの発音は「マグネシウム」ではなく mægníːziəm 。アクセントは第2音節「ニー」)

● Take a cold shower(冷水シャワーを浴びる)
週に2~3回さっと冷水シャワーを浴びると抗うつ効果があるという臨床結果が出たそうです(taking a short cold shower 2-3 times a week could have antidepressant effects)。実は、朝が苦手な長男は数カ月前から冷水シャワーを実行しています。「生きているという喜びを感じる (feel happy to be alive)」と言っております...勇気のある方、どうぞお試しください...

● Be body neutral(体形を気にしない)
新年の抱負(New Year’s resolution)は「ダイエット目標」が多いのではないでしょうか。けれども、今年は体型(体の見た目)を気にするのをやめて体を使って実際に何をするかに意識を向けると良いのではないか(Could 2020 be the year we focus less on the look of our bodies and more on actually doing things with them instead?)と同記事は提案しています。私自身は、たまたま(この記事を読む前に)今年は減量目標をあきらめて「10月までに10㎞をXX分で走る」としました。この目標に向けて努力をすると自然に減量もできるかもしれないと期待しています。

他にもHigh-speed cleaning(短時間集中して掃除する)、Do the 3:1 happiness trick(1つ嫌なことがあったら意識的に3つ楽しいことを考える)、Learn the art of the power break(90分に1度など、きちんと休憩をとる)等の提案もあります。

日本では「冬季うつ病 (winter blues)」ってあまり聞かないような気がしますが、もし「新年なのになんだかやる気が出ないな。。。」とお悩みでしたら上記のアドバイスの一つでもお試しになってはいかがでしょう。

2020年1月5日

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記事を書いた人

グリーン裕美

外大英米語学科卒。日本で英語講師をした後、結婚を機に1997年渡英。
英国では、フリーランス翻訳・通訳、教育に従事。
ロンドン・メトロポリタン大学大学院通訳修士課程非常勤講師。
元バース大学大学院翻訳通訳修士課程非常勤講師。
英国翻訳通訳協会(ITI)正会員(会議通訳・ビジネス通訳・翻訳)。
2018年ITI通訳認定試験で最優秀賞を受賞。
グリンズ・アカデミー運営。二児の母。
国際会議(UN、EU、OECD、TICADなど)、法廷、ビジネス会議、放送通訳(BBC News Japanの動画ニュース)などの通訳以外に、 翻訳では、ビジネスマネジメント論を説いたロングセラー『ゴールは偶然の産物ではない』、『GMの言い分』、『市場原理主義の害毒』などの出版翻訳も手がけている。 また『ロングマン英和辞典』『コウビルト英英和辞典』『Oxford Essential Dictionary』など数々の辞書編纂・翻訳、教材制作の経験もあり。
向上心の高い人々に出会い、共に学び、互いに刺激しあうことに大きな喜びを感じる。 グローバル社会の発展とは何かを考え、それに貢献できるように努めている。
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