INTERPRETATION

第215回 「正直に認める」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

make no bones about … (~を正直に認める) 
Make no bones about it – he is very bright and talented. (正直に認めようよ – 彼は賢いし才能があるのだから。)

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「~を正直に認める」は英語でmake no bones about … と言います。この表現が誕生したのは15世紀ごろです。当初は「困難なく」という意味でした。ではなぜ「骨」が出てくるのでしょう?実はスープが大元となっています。スープの中に入っている骨付き肉は食べづらいですよね。一方、骨なしであれば簡単に食べることができます。つまり、骨なし肉であれば、スープを飲み込むことも容易だというニュアンスから来ているのです。

ところで食器の世界でおなじみの「ボーンチャイナ」は英語でbone chinaと記します。これは日本語で「骨灰磁器」と言います。磁器を作る際、動物の骨灰(リン酸カルシウム)を混ぜて高温で焼く方法です。名古屋駅から徒歩15分ほどのところに「ノリタケの森」というミュージアムがあり、そこではボーンチャイナの歴史について詳しく展示されています。敷地内にはショップやカフェ、レストランもあり、とても楽しめます。数年前の冬に私は訪れたのですが、赤レンガの建物や公園、体験コーナーなども充実しており、一日楽しめるスポットでした。美しい食器に魅了されたのは言うまでもありません。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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