INTERPRETATION

第218回 「問題点がはっきりした」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

The smoke has cleared (問題点がはっきりした)
The smoke has cleared.  Now, we can come up with a concrete plan. (問題点がはっきりしたよ。これで確固たる計画を考えられるね。)

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「あいまいだった問題点がはっきりした」を英語でThe smoke has clearedと言います。文字通り訳せば「立ち込めていた雲が晴れた」ということですよね。比ゆ的とは言え、わかりやすい表現だと思います。

さて、「問題点、課題」は英語でproblem、question、matterやissueと言いますが、そのニュアンスの違いもここで見ておきましょう。このような差を知る上で、学習者向け英和辞典は便利です。たとえば「ジーニアス英和辞典」でproblemを引くと、上記4単語が比較されています。まとめると:

problem:理解したり対処したりするのが難しい問題。否定的なニュアンス
question:処理すべき問題。哲学的な問題や試験問題
matter:考慮すべき事柄。problemが否定的なので、それを避けるために使うことも
issue:議論すべき社会的および政治的問題

このようになります。なかなか興味深いですよね。ぜひ皆さんも、既知の単語であれ類語を考え、辞書で引き比べてみてください。その積み重ねが単語力増強につながります。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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