INTERPRETATION

第56回 「ダブルパンチ」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

double whammy ダブルパンチ、二重苦

Our country is hit with the double whammy of a strong yen and a financial crisis.

我が国は円高と金融危機という、ダブルパンチに見舞われています。

 double whammyは「ダブルパンチ、二重苦」という意味です。もともとwhammyはアメリカのくだけた表現で、「のろい、魔力、不運な結末」という意味を持ちます。whamは擬音語で「ドカン、ドシン」という衝撃音を表しており、そこから派生したのがwhammyとされているようです。

 なお、日本語では「ダブルパンチ」と言いますが、英語ではdouble whammyかdouble hitを使います。「ダブルパンチを受ける」は例文にあるようにhitを用いるほか、have the double whammyまたはget the double whammyと表現します。

 ところで辞書でdoubleを調べてみると、実にたくさんの表現があります。たとえばdouble agent(二重スパイ)、double chin(二重あご)、double-cross(人を裏切る)double-edged sword(有利にも不利にもなるもの)などです。ひとつの表現をきっかけに、他の言い回しを辞書で調べてみてみましょう。きっと語彙力がアップするはずです。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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