INTERPRETATION

第50 回 「ロックダウン解除」を英語で言うと?

グリーン裕美

国際舞台で役立つ知識・表現を学ぼう!

みなさん、こんにちは。日本ではせっかくのゴールデンウイークが外出自粛(refrain from going out > stay at home)の時期と重なってしまいましたが、欧米では数週間前のイースターがよく似た状況でした。イースター休暇(the Easter weekend)は暦の上では金曜から月曜までの四連休(今年は4月10日~13日)。たいていの学校はその前後2週間が春休み(Easter/spring holiday)となり、通常なら旅行シーズンの始まりです。今年は天気にも恵まれましたが、みな家の近くの散歩や食料品の買い物程度の外出に留まったようです。

そのおかげもあって、新型コロナウイルスの感染者数はピークを越え(the virus has peaked/Covid-19 reached its peak)、今週は「ロックダウン解除」のニュースがあちこちから届いています。ということで、再びお出かけできる日が近いことを期待して、関連用語を取り上げます。

「都市封鎖」や「外出制限」などとも訳されるロックダウン(lockdown)は、欧米では3月中旬に相次いで開始。イギリスでは6週目に入りました。外出自粛生活が1カ月を過ぎ、効果も出始め、「解除/緩和」が話題になることも増えてやれやれです。そこで、関連表現を集めてみました。

● easing/to ease
Foreign Secretary Dominic Raab rejected calls for an early easing of the coronavirus lockdown.
英ドミニク・ラーブ外務大臣は、ロックダウンの早期解除を求める声を拒絶した。

● relaxing/to relax
Boris Johnson warns against relaxing UK lockdown as he returns to work.
公務に復帰した英ボリス・ジョンソン首相、イギリスのロックダウン解除に警告

● lifting/to lift
Belgium unveils plans to lift lockdown.
ベルギー、ロックダウン解除の計画を発表

● loosening/to loosen
Italy to loosen lockdown from May 4.
イタリア、5月4日からロックダウン緩和

● exit strategy (出口戦略)
The government is under pressure to announce an exit strategy to the lockdown.
政府は、ロックダウンの出口戦略を発表するよう迫られている

5のexit strategyは、いつ、どのように、どういう段階を踏んでロックダウンを解除していくかという戦略を意味してよく使われます。

イギリスではちょうどイースターの頃にジョンソン首相が集中治療室(ICU/単にintensive careとも)で治療を受けたというニュースが流れて心配しましたが、4月27日に無事公務に復帰しました。これを機に、徐々に明るいニュースが増えるといいなと期待しています。

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記事を書いた人

グリーン裕美

外大英米語学科卒。日本で英語講師をした後、結婚を機に1997年渡英。
英国では、フリーランス翻訳・通訳、教育に従事。
ロンドン・メトロポリタン大学大学院通訳修士課程非常勤講師。
元バース大学大学院翻訳通訳修士課程非常勤講師。
英国翻訳通訳協会(ITI)正会員(会議通訳・ビジネス通訳・翻訳)。
2018年ITI通訳認定試験で最優秀賞を受賞。
グリンズ・アカデミー運営。二児の母。
国際会議(UN、EU、OECD、TICADなど)、法廷、ビジネス会議、放送通訳(BBC News Japanの動画ニュース)などの通訳以外に、 翻訳では、ビジネスマネジメント論を説いたロングセラー『ゴールは偶然の産物ではない』、『GMの言い分』、『市場原理主義の害毒』などの出版翻訳も手がけている。 また『ロングマン英和辞典』『コウビルト英英和辞典』『Oxford Essential Dictionary』など数々の辞書編纂・翻訳、教材制作の経験もあり。
向上心の高い人々に出会い、共に学び、互いに刺激しあうことに大きな喜びを感じる。 グローバル社会の発展とは何かを考え、それに貢献できるように努めている。
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