INTERPRETATION

第212回 「おもしろい場面」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

a water-cooler moment おもしろい場面
 
Did you watch that program yesterday? There was a water-cooler moment and I couldn’t stop laughing!
(昨日、あの番組見た?おもしろい場面があって、笑いが止まらなかったよ!)

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「おもしろい場面」を英語でa water-cooler momentと言います。water-coolerは「冷水器」のことですが、「(オフィスの中での)噂話や井戸端会議(をする場所)」という意味もあります。確かに冷水器やコーヒーマシンの所には人が集まりますよね。a water-cooler momentと言った場合、「次の日に職場で話したくなるような場面」ということになります。 water-coolerを使った他の表現ではwater-cooler conversation(井戸端会議)、water-cooler gossip(噂話)などがあります。

ところで日本語に「人の噂も七十五日(しちじゅうごにち)」という表現があります。「どのような噂であれ、75日も過ぎれば人は忘れていく」という意味です。75日には諸説ありますが、一説によれば、日本の五季節という概念から来ているそうです。これは365日を5で割ると73日になりますが、昔の暦では春夏秋冬の長さが年によって70から75日あり、そこから生まれた表現だそうです。英語で近い表現としてはA wonder lasts but nine daysがあります。英語では9日というのが興味深いですよね。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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