INTERPRETATION

第25回 「明快な呼びかけ」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

clarion call 明快な呼びかけ

S&P downgrade threat is a clarion call for euro reform.

S&Pによる格下げ警告は、ユーロ圏の改革を求める明快な呼びかけです。

 今回ご紹介するのはclarion callという表現です。例文は2011年12月6日のニュースに基づくもので、格付け会社S&Pがユーロ圏の加盟国に対し、格下げを警告したという内容です。格下げをするとのメッセージを発したことで、S&Pはユーロ圏の改革をぜひとも求めるというハッキリとした態度を示したのです。

 clarionはもともと高い音を出す昔のラッパのことで、済んだ明るい音色が特徴的です。単語のclar-は英語の「clear」、-ionは「動作や結果、状態」などを表す名詞語尾です。ちなみに楽器を使った表現は他にもblow one’s own horn(自画自賛する)、play first violin(指導的役割を演ずる)、beat the drums(派手に売り込む)、harp on a string(同じことをくどくど繰り返す)などがあります。

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柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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