INTERPRETATION

第229回 「あれこれ」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

all that jazz (あれこれ、何もかも) 
He just kept on talking about tennis and all that jazz. (彼はテニスに関してとにかくあれこれ話していました。)

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今回ご紹介するのは「あれこれ、何もかも」という意味のall that jazzです。語源に関してはあいまいな部分が多いものの、どうやら20世紀初めにお目見えしたようです。jazz自体はここでは「意味のない話」です。なお、jazzは「ジャズ」と名詞で使うほかに、「ジャズ風に演奏する(jazz up a tune)」と動詞でも使えます。

では、他のジャンルの英単語で動詞・名詞いずれも使えるものはあるのでしょうか?早速調べてみたところdisco(ディスコで踊る)、samba(サンバを踊る)、mambo(マンボを踊る)、tango(タンゴを踊る)などが出てきました。

ちなみにIt takes two to tangoは文字通り訳せば「タンゴを踊るには二人が必要だ」となりますが、「責任は両方にある、けんか両成敗」という意味もあるのですね。ジャズがきっかけとなり、タンゴまで飛びました!英語の学習というのは、こうして「きっかけ」からいかに興味を広げていくかだと思います。ではもう一つついでに。「ジャズの日」は毎年1月22日、「タンゴの日」は12月11日だそうです。こうした記念日もオモシロイですよね。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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