INTERPRETATION

第64回 「犠牲にする」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

throw under the bus  犠牲にする

The army threw the president under the bus and went ahead with a political reform.

陸軍は大統領を犠牲にして、政治改革を推し進めました。

 今回ご紹介するのはthrow under the busという表現です。throw とunderの間に「人」を入れることで「~を犠牲にする」となります。

 ニュアンスとしては、自分が利益を得たいがために自分の近しい人物を犠牲にするというものです。そのような不利な状況に陥ってはならないような人が犠牲になってしまう状況を表しています。

 この表現が使われ始めたのは最近らしく、一説によればスポーツジャーナリストが2000年代前半に用いたのだそうです。その後、アメリカでは政治家も口にするようになったとされています。

ところで「バスは今日運行されていない」はThe buses are not running today.です。「運行する」はrunという動詞を使います。また、タクシーのような小型の乗り物に乗るときはget inですが、バスのような大型車であればget onとなります。一つの名詞を調べた際には、ぜひそれに付随する動詞も合わせて調べてみましょう。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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