INTERPRETATION

第245回 「邪魔をする、妨害する」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

throw a wrench (妨害する、邪魔をする) 
Our competitor could throw a wrench in our new marketing plan.
(ライバル会社は私たちの新規マーケティング計画を妨害するかもしれません。)

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アメリカの口語表現で「妨害する、邪魔をする」をthrow a wrenchと言います。wrenchは工具のレンチのことですよね。たとえば工場などの現場で誰かがレンチを投げ入れれば、生産はできなくなります。つまりそれが妨害にあたる、というわけです。そこから生まれたフレーズです。

ちなみに「モンキーレンチ」は英語でmonkey wrenchですが、なぜ「サル」なのでしょうか?調べたところ、諸説あるそうです。「工具の頭部がサルの形に似ていた」という説もあれば、工具を発明したのがCharles Moncky氏であったという説も見受けられます。

ところで今から10年ほど前、ブロードキャスターのピーター・バラカン氏が「猿はマンキ お金はマニ 日本人のための英語発音ルール」という本を出しておられます。私自身、今やカタカナとして通用している「ビバレッジ」「アワード」などにも、ついついツッコミを入れたくなります・・・。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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