INTERPRETATION

第231回 「非常に目立つ」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

jump out at (非常に目立つ) 
What jumped out at you from the President’s interview? (大統領のインタビューでは何が非常に目立ちましたか?)

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「非常に目立つ」は英語でjump out atと言います。別の表現を使うと、highly noticeableなどがありますよね。

ところで「跳ぶ」は英語でいくつかあります。jumpは「足で跳ぶ」という意味ですが、leapの場合、「跳んで移動する」となります。ちなみに遊びの「馬跳び」はleapfrogです。一方、springはバネのあることを強調する際に使います。よって、spring from the bed(ベッドから跳ね起きる)という具合で用いられるのですね。

ちなみに日本の同時通訳界の草分けであられたのが、アポロ11号の月面着陸をNHKで通訳された故・西山千先生です。アームストロング船長の”That’s one small step for (a) man, one giant leap for mankind”という有名なセリフを、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとって偉大な飛躍である」と訳されています。なお、英文の不定冠詞(a)の有無については、諸説あるようです。

私は晩年の西山先生の同時通訳を拝聴する機会に恵まれました。実に美しい日本語と英語で間(ま)の取り方も絶妙でした。今でも私の理想です。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学およびアイ・エス・エス・インスティテュート講師。
上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。英国BBCワールド勤務を経て現在は国際会議同時通訳およびCNNや民放各局で放送通訳業に従事。2020年米大統領選では大統領・副大統領討論会、バイデン/ハリス氏勝利宣言の同時通訳を務めた。NHK「ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説担当を経て、現在は法人研修や各種コラムも執筆中。

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