INTERPRETATION

第115回 「ものすごく」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

monstrously ものすごく

The actor found the reporter’s question monstrously difficult.

その俳優は記者の質問をものすごく難しく感じました。

今回ご紹介するmonstrouslyに初めて出会ったのは、放送通訳の現場でした。CNNではニュースの合間に別番組の予告が流れます。そのとき画面に映ったのは俳優のベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)。映画「SHERLOCK(シャーロック)」で一躍有名になりましたよね。本人のセックスアピールについて記者に問われた際、”I feel monstrously uncomfortable talking about this”と答えています。

monstrouslyはmonster(怪物)から派生した単語です。monster自体の語源はmonstrumというラテン語で、monere(警告する)から来ています。monsterも元は「警告するもの」という意味があり、怪物が神の警告と考えられていたことから、怪物という意味になりました。

monstrouslyにはほかにも「巨大な (gigantic)」という意味もあります。たとえばa monstrously fat animal(巨大な動物)などです。monstrousと形容詞にした場合は、a monstrous sum of money(途方もない金額)、a monstrous wave(巨大な波)という使い方もできます。状況を強調する副詞というのもいろいろあり、興味深いですよね。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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